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December 09, 2005

キッチン火山学

チョコレートが溶岩!!

http://ooisivolcano.cool.ne.jp/kitchen2005.htm

<キッチン火山学>食材と器具で再現 教育現場で効果報告

 お菓子や卵など身近な食材と台所の調理器具で“噴火”や“火山泥流”を再現するユニークな実験学習「キッチン火山学」が注目されている。主に小中学生を対象にした教育現場での効果が2年ほど前から報告されており、火山国・日本の将来を担う地球物理学者を育成する新たな教育プログラムとして期待が高まっている。【坂本智尚】
 実験の内容は、スポンジケーキとココアの火山土石流シミュレーション、ゆで卵と電子レンジを使った水蒸気爆発、ゼラチンによる岩脈形成など。日本火山学会の火山教育ワークグループが10月に北海道大で開かれた秋季大会で12種類の実験を公開し、関係者の大きな関心を呼んだ。
 カルデラ形成の実験では、穴の開いたアクリル板にアルミはくでつくった輪をハチミツで張り付け、溶かしたチョコレートを流し込む。その上からココアパウダーを振りかけると成層火山のモデルが出来上がる。
 チョコは溶岩、ココアは地殻の代用で、アクリル板の穴をふさいでいたキッチンペーパーを抜くと、内部のチョコが流れ出し、ココアの火山の山頂部が丸く陥没する。「カルデラはこうして出来るんです」との説明に、実験を見ていた人たちから拍手が起こった。
 実験を指導した秋田大教育文化学部の林信太郎教授(49)=地学研究室=は「デジタル世代の子供たちには手作りの実験が新鮮で興味を引き出すようだ。使用した食材は実験後にみんなで食べ、楽しい雰囲気で学べる」と手応えを報告する。環境防災総合政策研究機構専務理事の宇井忠英・北大名誉教授(65)も「小学生など早い時期から火山に関する知識を持つことは防災意識を高める効果もある」と評価する。
 一部の実験は06年度の中学理科の教科書に採用された。「キッチン火山学」のタイトルでいろいろな実験を紹介する本も来春出版される予定だ。
(毎日新聞) - 12月9日


…たぶん本買っちゃいます(笑)

投稿者 tm : 03:51 PM | コメント (1)